脅威!

カボチャ、サツマイモ、アサガオ…。多くの植物がツルを伸ばして成長していきます。
しかしこのツル、樹木の伐採現場では、ときに脅威となります。

近接して生えている複数の木にツルが絡み合うと、伐倒時に木が素直に倒れず、他の木に巻き付いたツルに引っ張られて宙ぶらりんになるなどして、危険な状態になる可能性が高いからです。
多くの場合、ツルは人の手が届かない高い位置の枝などに絡みつき、また鋼鉄製のワイヤー並みの強度があるため、ひとが手で木を押したくらいでは、まず確実に切れません。同じツルが巻き付いている複数の木を安全に倒すには、多くの場合、重機で押してやるなどの対応が必要になります。

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▲フジヅルでしょうか。この太さになると、鋼鉄製のワイヤー並みの強度になります

ツルはどちらかというと、川沿いなど水気が多い場所で多く見かける印象があり、現在手掛けている北杜市武川町内の河川敷の伐採現場にもたくさん生えています。
「ツルが巻いている木は慎重に伐り、そして無理をしない」
木を伐るときの鉄則のご紹介でした!!
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ツル地獄…

搬出間伐の実施に向けて、弊社が現在、作業道の開設を進めている北杜市大泉町の現場は、一部が沢沿いに位置するため、ツル性植物の繁茂が目立ち、スタッフを悩ませます。

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ヤマブドウやツタウルシ、フジ、エビヅルなどが代表的で、これらが梢の上部で隣の木とつながっている場合、伐倒しても地上に倒れず、宙ぶらりんのような状態になって非常に危険です。ただツルに巻き付かれている木は劣勢木が多く、できればきちんと伐倒して、林内をすっきりさせたいと思うのが本心。ツルの状態を見ながら安全に倒せるか判断を迫られます。

ただし無理は禁物。近くに重機がいれば、バケットの先で木を押してツルを切ってもらったりして臨機応変に対応します。
ツタウルシなど紅葉が美しいツル性植物もあり、ツルの存在は人間にとって善し悪しと言えるでしょうか。安全第一でケースバイケースで作業に臨みたいと思います!

下刈り

今日は昨日に引き続き、北杜市明野町の最終処分場敷地内で、道路脇の斜面の下刈りをしました。積雪が心配でしたが、問題なく刈れる状態でひと安心。昨日は降雪に伴う気圧変化や低温のためか、刈払機のエンジンの回転が一定しませんでしたが、今日は調子が戻り、夕方までに無事作業を終えることができました。



明野町は地形的に開けているため、全国的にも日照時間が多い地域として知られ、処分場敷地内からも写真のように、新雪をかぶった南アルプスの山々が広々と見渡せました。

暦の上では立春を過ぎましたが八ケ岳山麓はまだまだ冬。来週からは再び地拵えの仕事が再開しますが、厳しい自然と向き合いながらの作業が続きそうです。

チェーンソー特訓&軽トラ集材

今日の天女山は4グループに分かれて現場に出ました。
新人の私はK部長とともに山梨県須玉町にあるカラマツの県有林の間伐作業現場へ。
昨日に続き、チェーンソーワークの特訓を受けました。

倒したい木の周りに生えている細い木をあらかじめ切って周囲を整え、木の重心を見極め、切り倒そうとしている木の幹や枝が、倒れた際に他の木に引っ掛からないような伐倒方向を見定め、チェーンソーのブレードを幹にあてて伐倒方向に狂いがないかを確認し、チェーンソーのブレードを水平に保ちながら「受け口」(伐倒方向に向けて開くように入れる直角三角形型の切り込み)と「追い口」(受け口と逆方向から入れる切り込み)を入れ、さらに木が倒れる際に「ちょうつがい」の役割を果たす「つる」を一定幅で残し・・・などなど。一本の木を切り倒すまでにたくさんの留意事項があります。そのすべてが満たされて初めて一本の木を目的とする方向に安全に倒せます。

先輩たちは苦も無く切り倒しますが、見るのと実際やるのとでは大違い。腰に両手を当てて見守るK部長から何度も厳しく注意を受けます。伐倒は林業の最も基本的な作業。狙った場所に確実に切り倒せるようになるよう明日からも実践あるのみです。

今日は余力がなく、チェーンソーワークの写真を撮れませんでした…。
写真は間伐現場から切り出したカラマツの丸太を軽トラに積んで舗装路まで下ろす光景です。細そうな幹に見えますが、今回の現場のような人力では積み下ろしが一苦労です。軽トラも荷台がずっしりと重そうですが、洗濯板のようなオフロードの急傾斜の作業道を何往復もたくましく走ってくれました。

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集材とチェーンソーワークの特訓は明日も続きます。

集材作業

 1月中旬の大雪から半月ほどたち、山でも雪解けが進んでいます。天女山が間伐などの作業をしている現場でも、
伐ったカラマツを山の斜面から作業道などに集める集材作業が本格化しています。
 そのうちの一つの須玉町の県有林でもカラマツの集材作業がこのほど完了しました。急傾斜で重機を入れにくい場所のため、約2メートルに玉切りした丸太を斜面から勢いよく転がして降ろし、人力で担ぎ上げて数カ所に集める手法を使いました。

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 まさに諏訪の御柱祭の木落としのような光景。先輩の指示のもと、声を掛け合って安全を確保しながら約6トン分の丸太を林道まで降ろして積み上げました。

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 この丸太を積み上げて仮り置きすることを専門用語で「はい積み」といいます。はい積みは一般的にはフォワーダと呼ばれる重機を使って行われることが多く、人力で行うケースは少ないようですが、この現場では7人で作業し、夕暮れまでに完了できました。一見すると簡単に積まれているように見えますが、井形に並べたクリなどの丈夫な丸太の上に、安定した状態で切り口をそろえて並べていく作業は体力のほかに細やかな神経も要求されます。夕方には切り口の直径を一本ずつ測り、丸太の体積を割り出す「検知」も行いましたが、金属製のメジャーを持つ手が凍え、帰宅後は指先にたくさんのあかぎれができていました・・・。

 明日からは近くの別の現場での間伐作業が新たに始まります。少しずつ緩んできた寒さが作業の味方になってくれそうです。
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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