はい積み

山の中から伐り出された後、一定の長さに切り揃えられた丸太は、伐採現場の近くに設けられた「土場(どば)」と呼ばれる一時保管場所で木材市場への出荷を待ちます。

丸太などの製品や荷物を、土場や倉庫などで保管のために積み上げることを物流用語で「はい積み」と呼びます。このはい積みという言葉。古くは米俵を一定の数量ずつ積み上げる場合などに使われた言葉で、積み上げられた山のことを「はい」と呼びます。

180219ブログ

写真は北杜市大泉町の搬出間伐現場に設けられた土場でのはい積みの様子。写真の「はい」に積まれているのはすべて、曲がりや節があるなどして用材向けに出荷できないチップ向けの丸太で、樹種はアカマツが中心です。写真のように、出荷する前に、はいの前に番号札を立てて写真を撮り、出荷量を記録します。ほかに丸太の直径を一本ずつ測って記録する「検知」という作業もします。

林業の場合、はい積みでは重い丸太を移動させる必要があるため、作業には「グラップル」などの専用重機を使います。一見すると簡単そうですが、山から運び出した大量の丸太を一本ずつ、用材やチップ材、薪材などの用途別に分けて、素早くきれいに積み上げるには、重機操作の腕が問われます。

林業で欠かせないはい積み。林道などで丸太が積み上げられている光景を見たら、近くの山で間伐や皆伐などの施業が行われた証です。はいを観察して、積み方や樹種、長さなどをチェックしてみてはいかがでしょうか(^-^)
(ただ荷崩れする恐れがあるため、はいの上には絶対に登らないように注意してくださいね!)



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産地直送

二月も半ばを過ぎ、八ケ岳山麓でもさすがに肌を刺すような寒さは少なくなりました。
しかし昨日も標高が高い伐採現場では、時折吹雪模様になるなど、「三歩進んで二歩下がる」ような感覚で、春に向けて
季節が進んでいます。

180218ブログ

そんな中、薪ストーブを置いている家庭では、まだまだ朝晩を中心に薪を燃やす日々が続いているようです。
写真は北杜市大泉町の搬出間伐の現場で伐採した薪用の広葉樹をトラックに積み込んでいる場面。
八ケ岳山麓の森では、植林されたカラマツとアカマツが代表的な樹種ですが、そうした樹種に混ざって、場所によっては天然のミズナラやシラカバ、クリ、ミズキ、ヤマザクラといった広葉樹もたくさん生えています。間伐作業で伐採したこうした広葉樹は、貴重な薪材になるため、一本一本、重機を使って山から林道まで運び出します。

八ケ岳山麓では、自然な温かみを醸し出す薪ストーブを置く家庭が増えているようで、主に原木で薪を販売している弊社への注文も、おかげさまで相次いでいます。
「産地直送」の薪を安定供給できるよう、スタッフ一同引き続き、全力でがんばります!

週始め

3連休初日の一昨日土曜日の夜、北杜市内では広範囲でみぞれ交じりの雪が降りました。同じ市内でも標高が高い弊社周辺では、しっかりと10センチほど積もっていて、週始めは土場や事務所の雪かきからスタートしました。

180212ブログ

朝の低温も手伝って、幸いさらりとした軽い雪だったため、雪かきもスムーズに終了。今日は大泉地区での搬出間伐や清里地区での伐採作業、さらに山梨県立青少年センター(甲府市)で開かれた焼き芋大会での薪割体験などのブース出展、と3班に分かれて出動しました。

日々の現場作業のみならず、子供たちを対象にした間伐体験など、「林業とのふれあい」をテーマにした活動に力を入れているのも弊社の特長。
ブース出展の模様は、弊社フェイスブックでも紹介しておりますので、ぜひご覧ください(^-^)!

空中浮遊

高さ20メートル以上あるアカマツの大木が空中浮遊!?

先日当ブログでご紹介した清里高原での大型クレーン車を使った特殊伐採。4日間に渡り実施されたこの現場では、こうした光景が連日繰り広げられました。山の中での立木の伐採は通常、近接する木々のすき間を狙って伐り倒しますが、住宅地や道路、電線などに近い現場では木を安全に倒す場所がない場合が少なくありません。

180205ブログ

こうした場合、写真のようにクレーン車で伐採した木を丸ごと吊り上げ、道路などの広いスペースに一度寝かせて、短い丸太などに採材して運び出す方法がポピュラーとなります。

言葉にすると簡単ですが、クレーン車のオペレーター、伐採手(伐り手)、クレーン車で吊られた木を重機でつかんで地上で受け止める重機オペレーター、地面に寝かされた木を枝払いして素早く採材するチェーンソーマン、トラックや運搬用の重機で、採材後の丸太や枝葉を運び出す運搬役など、さまざまな仕事があり、委託しているクレーン会社のオペレーターさんともども、分担して取り掛かります。
交通規制敷くようなこうした現場では、道路に落ちた枝葉の掃除を含めて短時間で行う必要がありますが、今回も予定通りに、無事故で撤収することができました(^^

弊社が得意とする特殊伐採。道路脇など現場の近くを通り掛かりましたら、交通規制などでご迷惑を
お掛けするかもしれませんが、作業にご協力いただけると幸いです!!<(_ _)>

一刀両断

大きな立木をむんずとつかみ、内蔵された刃でそのまま切断…(+o+)

180122ブログ①

かなり強引に見えますが、これが弊社がこのほど北杜市清里地区の現場で初めて導入した高性能林業機械「フェラーバンチャー」です。チェーンソーで伐倒するよりも格段にスピードアップを図れるのが特徴。

180122ブログ②

「蛮刀」と呼ぶのがふさわしい、巨大なナタのような刃が内蔵されていて、太い木もまさに「一刀両断」です。
ただ大きな木をつかんで伐る場合には、木の重さで重機がバランスを崩して横転したり、つかんでいた木が外れて思わぬ方向に横倒しになったりする危険が常にあります。弊社では重機操作のベテランがオペレーターを務め、一本一本確実に伐り倒しています。

伐倒作業はいまのところ順調ですが、首都圏などと同様に、本日の八ケ岳山麓は今季最大の大雪。このため弊社は本日は休工としました。標高が高い清里地区でも今晩は、かなりの積雪が見込まれています。ほかの現場を含めて、明日以降の作業への影響が気になるところ…。

大雪の様子は後日、ご報告します!
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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