荷揚げ

先週末に続き、八ケ岳南麓は今日も真夏のような暑さに見舞われました。
そんな中、避けて通れない作業が資材の荷揚げ…。

獣害防止用ネットの設置作業を続けている北杜市須玉町の植林地では、急峻な尾根沿いを含めて、一箇所の現場で周囲1.5キロ以上にわたって延々とネットを張りめぐらせます。その光景はまるで万里の長城のよう。このため胸を突くような急坂を登って資材を担ぎ上げる作業が欠かせません。

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延長100メートル分のネットを折りたたんだ状態で背負子にしばり付け、気合いを入れて背負います。過日の雨で水分を含んでいることもあり、重さは30キロ以上。炎天下、フラフラとときによろめきながらも、設置予定のルート上に等間隔で運び上げて置いていきます。黙々と歩を進めるこの作業を何度も繰り返しました。

今日は1リットルほどの飲料水を持っていきましたが、滝のような汗をかいて足りないくらい。幸い一人も熱中症にならずに、予定していた荷揚げは無事終了しました。ただ暑さに体が慣れていない時期の季節外れの高温は要注意!!
明日は飲料水を2リットルに増やし、引き続き休憩をこまめに取りながら安全第一で作業を進めたいと思います!
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植え付け

大型連休明けの今日は甲府市で31.4度を観測するなど、山梨県内の一部地域では真夏並みの暑さに見舞われました。
標高1000メートルを超える北杜市須玉町のカラマツ苗の植え付け現場では、湿度が低いことも奏功して気温はそこまで上がらず、木陰ではちょうどよい陽気となりました。ただ照り付ける日差しは強烈で、日焼けには注意が必要です。

写真は現在、佳境に入っている植え付け作業の様子。まず「ガジ」や「唐グワ」などと呼ばれるクワに似た丈夫な道具で地面にしっかりとした深さの穴を掘り、そこに苗を差し入れます。続いて穴を掘った際に出てきた土を苗の周りに戻し入れた後、苗の周囲の土を足裏などでしっかりと踏み固め、最後に近くに落ちている木の皮や落ち葉、枯れ枝などを苗の周りに寄せ集めて完了!苗の周りにこうした物を寄せ集めるのは土壌の乾燥防止の目的があります。

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カラマツの苗木は下の写真のように、棒のような形の枝や幹で構成されるシンプルな形状。植え付け後、まもなく本格的な芽吹きの時期を迎えます↓

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カラマツは冷涼な八ケ岳の山麓を代表する樹木。スギやヒノキなどと異なり、植林エリアは長野県や岩手県などの内陸部を中心に全国でも限られます。高原の雰囲気を醸し出し、個人的にも大好きな木の一つ。植え付け作業は地味で根気と体力が必要ですが、カラマツの森を育てるスタート地点にいることに思いをはせると、なかなか感慨深いものがあります!!

縦穴式

北杜市須玉町の三カ所の植林地に植えるカラマツの苗木が搬入されました。その数合計で1万2000本。300本ずつ「こも」で包まれて梱包された苗木は、大人一人でようやく持てるほどの重さ。取扱いが大変です。実際の植え付け作業までに枯れないように、植林地から車で40分ほどの山中に設けられた「仮植穴」と呼ばれる地下室で保管します。
写真は「仮植穴」への搬入などの大仕事を控え、納入してくれた苗木屋さん(写真中央)とともにガッツポーズをする弊社スタッフです。

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実際の仮植穴の中の様子です↓

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内部は薄暗くて涼しく、湿度が高いのが特徴。細かいホコリ(?)が舞い、マスクを手放せません。縦穴式で、カラマツの丸太や板で内部を補強してあり、まさに天然の貯蔵庫といった趣です。
カラマツ苗の植栽は一般の方にはなかなかなじみが薄い作業ではないでしょうか。進ちょくを今後も随時アップしていきたいと思います!!

縁の下の力持ち

キャンプファイヤーのようにやぐら型に組まれた重そうな木材…。工事現場などでこんな光景を目にした方もいるかもしれません。

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これはクレーン車の転倒を防ぐため、車体四隅から伸ばす「アウトリガー」と呼ばれる安定装置の下に敷く木材で、現場では「バンコ」と呼ばれています。
狭い住宅地などで伐採作業をする際は、木を倒す場所がないため、伐った木が倒れないようにクレーン車で吊り上げる方法が一般的。ただクレーン車を停める場所が未舗装でさらに地盤が緩く、また多少の傾斜がある場合も少なくありません。そのためアウトリガーの下にこうした木材を敷き、接地面積を増やすことで軟弱地盤に対応したり、また傾斜地では車体の水平を取ったりする作業が必要になります。バンコは通常クレーン車に積まれています。

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バンコには硬くて重い丈夫な木が適しているようです。しっかりとバンコを敷き並べてクレーン車を据え付けないと、重い丸太を吊り上げたときに転倒するなどの大事故を招く恐れがあります。それだけにクレーン会社のオペレーターさんはクレーン車の据え付け時に、車体の安定状態を何度も確認し、必要ならバンコを増やしたり、並べ直したりするといった手間を惜しみません。弊社スタッフも一緒に手伝います。

クレーン車や丸太の重みを受け止めて、愚直にアウトリガ―を支え続けるバンコ。普段スポットライトが当たる機会はほとんどありませんが、まさに伐採現場の縁の下の力持ちと言えそうです!

道造り

天候不順が続く今春ですが、今週後半はようやく天気が回復してきました。

そんな中、本年度に間伐作業を実施予定の北杜市大泉町のカラマツ人工林では、伐採後に丸太を運び出すための作業道造りが本格的に始まりました。一帯は地下水位が高いようで、さらに今週前半の降雪や春先の雪解けの影響も加わり、重機で掘削すると地下水がしみ出て底なし沼の様相に…。

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さらにかつて八ケ岳で起きた大土石流の影響とみられる巨石が地中からゴロゴロと現れ、一つずつ重機で取り除く必要があります。泥沼のような場所では経験豊富な弊社スタッフが知恵を絞り出し、何本もの丸太を敷き詰めたり、水を逃がすための縦穴を道の脇に掘ったりして、重機を通すことができる道を少しずつ伸ばしていきました。

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それにしても大型重機が小さく見えるほどの巨石。誤ってオペレーターが乗っているキャビンの方に転がったりしたら大変です。ベテランスタッフが重機で少しずつ掘り出し、慎重に道の脇に移動させました。ちなみにこの石を動かすと、地中から地下水が湧き出てきました…。

八ケ岳山麓は比較的平坦な地形が多いため、山仕事をやりやすいと考える林業関係者もいるようです。しかし道造りに関しては、火山灰に由来する極端に水はけが悪い黒土や、森の中に埋まっている大量の巨石などで、決して条件が良いとは言えません。
幾多のハードルを乗り越えながら、道造りはまだまだ続きます!!
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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