ワイヤー加工

先日ご紹介した「スイングヤーダ」などの架線系集材機械の研修では、ワイヤーの編み方の講習もありました。「ワイヤーの編み方」と聞いても一般の方にはピンとこないと思いますが、丸太などを吊り下げる鋼鉄製のワイヤー同士をつなぎ合わせたり、ワイヤーの先に「アイ」と呼ばれる輪を作ったりするときに必要となる技術です。

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▲ワイイヤーの編み方を教える神子沢社長

講師は13歳ころからワイヤー編みを始めた(!!)という神子沢林業(山梨市)の神子沢社長。太いワイヤーを構成するもとになる「素線」と呼ばれる細いワイヤーの径が太いほど強度が高いものの、硬性が強くて編みにくいなどの説明に、長年の経験に裏打ちされた説得力を感じます。

ワイヤーの編み方については奥が深く、ここでは説明しきれませんが、強くより合わされている素線の束の一部のよりを戻し、そこにできたすき間の中に、もう一方の末端の素線の束を差し込んだ後、よりを戻して締め上げる…分かりにくいですが、簡単に書くとこのようになります(^^;)素線の束同士のよりを戻すときには、束と束の間に鉄製の太いスパイクを差し込み、無理やりこじ開けるようにしてよりを戻し、素線の束同士の間に一時的にすき間を作ります。

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▲末端にアイ加工が施されたワイヤー

ワイヤー加工は奥が深く、短時間で確実に編み込むには相当の経験が必要となります。上手に編み込まれたワイヤーは美しく、また強度も高く、その技術を導き出した先人の知恵と努力を感じずにはいられません。

クレーンのほか、リフトやケーブルカー、エレベーターなどにも使われている産業用の鋼鉄製ワイヤー。機会がありましたら、ワイヤー同士の連結部分などに着目してみると面白いかもしれません!!
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スイングヤーダ

林業新規就業者を対象にした重機操作の研修会が先週に引き続き、山梨県南アルプス市で開かれました。今回教わったのは「スイングヤーダ」。重機のウインチから伸ばした二本のワイヤーを空中に張り、そこに取り付けた滑車から丸太を吊り下げて、山から搬出する機械です。

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スイングヤーダの場合、丸太の重みによる重機の転倒防止のため、丸太を完全に空中に吊り上げず、片方の端を少しだけ地面に接地させた状態で、引きずるように移動させなければいけない決まりがあります。専用のリモコンを使って2本のワイヤーを行ったり来たりさせることで、丸太を重機の方向に持って来たり、丸太を外した状態の滑車を山に戻したりする操作ができます。

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スイングヤーダを使う現場は弊社では現在ありませんが、代表的な高性能林業機械のひとつ。
「百聞は一見に如かず!!」。今後につながる貴重な経験になりました!!

グラップル

林業新規就業者を対象にした重機操作の特別教育がこのほど、山梨県南アルプス市で開かれました。今回教わったのは「回転式グラップル」と呼ばれる機械。丸太をつかんで移動させるために欠かせない、林業では最も一般的に使われている重機です。
今回は機体の旋回、グラップル(爪の部分)の開閉と回転といった基本操作を参加者全員が交代で教わりました。重機操作では「伸ばす」「回転する」「爪を開閉する」といった複数の動きを連続的にできなければ、現場で効率的な作業ができないだけに、参加者はみな真剣な表情です。

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▲すっかり雪化粧をした富士山(写真中央右)を臨みながら行われた研修

重機操作の上達には実践あるのみ!自分の手や腕のごとく、流れるような動きでグラップルを操作する先輩たちを目標に、習熟に向けて頑張ります!!

掛かり木処理

林業新規就業を対象にした技術研修が山梨県南アルプス市でこのほど開かれました。テーマは「掛かり木処理」。掛かり木とは、伐り倒した木が、近接する他の木の枝や幹にぶつかり、そのままもたれ掛かるようにして止まってしまった状態を指します。放置すると風などでいつ倒れるか分からず危険なため、安全確実な処理が求められます。

今回教わったのは「ターニングストラップ」というベルトや「フェリングレバー」と呼ばれるバール型の金具を使う方法。どちらもテコの原理を使い、少ない力で木を「回す」ことで、掛かり木を外します。

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とはいえ掛かり木処理には危険が伴う上、特に重量が大きい大径木ではこうした道具を使っても、うまく掛かり木を外せない場面も多くあります。

「まずは掛かり木にさせないための確実な伐倒技術が一番大事!!」
講師が語ったこの言葉を忘れずに、これからもチェーンソーワークに精進したいと思います!

選木研修

林業への新規就業者を対象にした研修会が山梨県富士川町のヒノキ人工林でこのほど開かれ、間伐をテーマに理論と実践の指導がありました。

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弊社社長らが講師を務めました。間伐で大事なのは安全、正確かつスピーディーに木を伐り倒す技術ですが、加えて、どの木を残し、どの木を伐るかを決める選木技術も欠かせません。今回教わったのは、「最初に将来残す木を選ぶ」「残す木への日照を妨げている木を伐る」「立木の密度が薄い場所や細い木が多い場所は、定められた本数よりも木を多めに残して全体的なバランスを取る」などのポイント。どれも基本的な内容で、文章で書くと単純ですが、ほかの研修生とともに選木をしてみると、意外と悩んだり、迷ったりする場面が出てきます。

しかし講師のアドバイスも受けながら残す木の配置を最初に決めると、今度は伐る木が自ずと決まってくるのが面白いところ。伐る木を決めるために、将来残す木を最初に選ぶ理由が納得できます。逆転の発想といえば少し大げさでしょうか…。
間伐にはスピードやリズムも必要。そのためにはスピーディーな選木も大切になります。弊社が今秋にも始める新しい現場での間伐作業に、今回の研修を生かしたいと思います!
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山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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