厳寒

寒暖の差が激しい今冬ですが、今朝は標高1200メートル超の弊社では、マイナス6度程度まで冷え込んだ模様。社有車の軽バンとハイエースのスライドドアが凍り付いて開かず、倉庫内の手袋などもカチコチに凍り付くなど、この時期らしい寒さとなりました。土場にはうっすらと雪が。しかし寒さに慣れている弊社スタッフたちは、凍り付いたドアをドライヤーで解かすなど、キビキビと現場に出掛ける準備を進めます。

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一方、地拵(ごしら)えの作業を進めている北杜市須玉町の現場でも、日なたの霜柱が昼間でも融けない寒さに。空気が澄んでいるため、甲斐駒ケ岳をはじめとする新雪をかぶった南アルプスの山々を一望できました。

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何かと慌ただしかった師走も残るはあと3日。今日で年内の現場作業は終了し、仕事納めの明日は、倉庫の大掃除と資機材のメンテナンスをします。今年1年間の当ブログのご愛読に感謝するとともに、来年もどうぞよろしくお願いいたします!
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杭打ち

今日は県有林での搬出間伐と地拵(ごしら)え、民有地での特殊伐採の3班に分かれて作業をしました。
このうち地拵えは北杜市須玉町の県有林が現場。新調した「掛矢(かけや)」と呼ばれる木づちを使い、枝や丸太を並べて作る「棚」の支柱用の杭を斜面に打ち込んでいきます。

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新人の私には、足場が悪い斜面で掛矢を振る作業はほとんど経験がなく、バランスが崩れて思うように杭を打ち込めない場面も。周囲にある丸太や枝をチェーンンソーで鉛筆形に削って杭を作りますが、基本的に枯れ木を使うため、打ち込み過ぎると折れる心配もあります。杭を押さえる人と二人一組で行うだけに、安全には十分な注意が必要です。

棚の位置や大きさの決定、杭の作成と杭打ち、枝や丸太の集積とチェーンソーによるサイズ調整…。地拵えはさまざまな作業のコンビネーションで行われるだけに、効率化と安全確保にはスタッフ同士の十分なコミュニケーションと連携が欠かせません。

作業は始まったばかり。基本的に人海戦術で行うため、完了までは長い道のりですが、森林再生の第一歩として頑張りたいと思います!

掛矢

今日は、この時季らしい寒さが戻り、地拵(ごしら)えなどの作業を続けている北杜市須玉町の現場には朝方、大きな霜柱があちこちに姿を見せました。

これから本格化する地拵えの作業で欠かせないのが、丸太で造った杭を山の斜面に打ち込むための「掛矢(かけや)」と呼ばれる木槌(づち)。写真は今回新調した新しい掛矢で、重くて固くて粘りのあるイタヤカエデの材で作られ、見ての通り、持ち上げるとずっしりとした重みがあります。

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弊社では以前も同様の掛矢を使っていましたが、別の現場で杭を打ち込んだときに、柄が真っ二つに折れてしまったとのこと…。柄を折らないためには打ち込み方にコツが必要のようです。

林業に限らず土木作業では杭打ち作業は必須。地拵えは比較的地味な印象の作業ですが、早くコツをつかんで、バシバシと杭を打ち込んでいきたいと思います!!

下準備

今週はこの時季とは思えない暖かさとなり、麓から眺める八ケ岳連峰の山々は、山腹では雪がだいぶ解けた状態になりました。
暮れが迫る中、弊社ではカラマツ林の間伐と丸太の造材・搬出、民有地での特殊伐採、地拵(ごしら)えの3つを中心に作業を進めています。

写真はこのうち北杜市須玉町の地拵えの現場での下刈りの様子。地拵えとは、皆伐後の山に再び苗を植える前に、地面の上に残った丸太や枝を集めて等高線に沿って一定間隔で帯状に並べる作業です。集めた丸太や枝が斜面の下に落ちていかないように、一般的には一定間隔で杭を打ち込みます。こうしてできた丸太や枝の帯状の列を「棚」と呼び、山の斜面に等高線に沿って幾段にも設けた棚と棚の間に、苗を植えていきます。

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下刈りはこうした一連の作業の第一歩。枝や丸太を集めたり並べたりするのに支障となる低木などを刈り払い機で除去します。写真では分かりにくいですが、今回の現場ではバラ類やキイチゴ類が繁茂し、金属のワイヤーのように固い茎やトゲで作業に当たる弊社スタッフを苦労させています(-_-)

地拵えは一見すると地味ですが、森林の再生に向けた大事な作業。完成後、山腹に延々と棚が築かれた光景は圧巻です。今後作業の進捗を随時レポートしていきたいと思います!





調査

今日は「日本百名山」の一つで、山梨県北杜市のシンボルになっている瑞牆(みずがき)山を臨むカラマツ林で、県職員の方々と一緒に森林調査をしました。調査対象地では今後、伐採や植林などが行われる見通しです。
調べる項目は木の種類や高さ、直径の3種類。木の種類は樹皮や枝の張り具合などで特定し、高さは目検討、直径は「林尺」と呼ばれる専用器具を当てて測ります。

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樹種を伝えた上で林尺を当てる人、調査済みの木に識別用のナンバーテープを張り付ける人、樹高を推定した上で、すべての調査結果を記入する人の3人一組で動き、ローラー作戦よろしく取りこぼしがないように山の中を動き回ります。細い木や枯れ木などを除いて、原則として対象地内に生えているすべての木を対象にするだけに、今回は半日で500本ほどを調べるペースで回りました。日暮れが早い時期だけに、調査は時間との戦いの様相。急傾斜地が多く、足場が悪いため、汗だくになりながらの作業となりました。

難しいのが広葉樹の見分け方。ミズキ、ハリギリ、カツラ、ヤマナラシ、コブシ…。似たような樹皮の木もあり、葉が落ちた冬場は判別に苦労します。しかし木の見分け方に詳しいN部長のお陰で順調に作業を進めることができました。

林業に携わるからには八ケ岳山麓や地元の北杜市内に生えている木の名前くらいは覚えたいもの。林業に就業してまもなく一年。少しずつ覚えてきましたが、まだまだこれから。「いま自分が伐った広葉樹は何の木だったんだろう??」と、もどかしさを感じる場面も少なくありません。

樹種の同定は森林調査だけでなく、林業の基礎になります。自信を持って特定できるように、地道に勉強していきたいと思います!

「木回し」

冬らしい寒さが続く中、弊社では北杜市大泉町のカラマツ人工林で間伐作業を続けています。
間伐現場での伐倒の際に作業者を悩ませるのが、伐り倒そうとした木が隣の木の枝などに引っ掛かって途中で止まってしまう「掛かり木」の処理。不安定のため危険で、丸太の搬出作業の支障にもなります。掛かり木をつくらないように伐るのが基本ですが、実際はどうしても掛かってしまう場面がでてきます。

掛かり木処理にはいくつかの方法がありますが、今回の現場で重宝しているのがターニングストラップというベルト。車のシートベルトを縫い合わせて長い輪の形にしてあり、木に巻き付けて棒を通し、テコの原理で木全体を回転させて掛かっている場所から外す仕組みです。

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棒には間伐現場に生えている丈夫なリョウブの木を使います。

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ターニングストラップはシンプルな道具ですが、うまくいくと素手ではとても動かせない木を回転させることができます。ただ掛かり方によってはこの方法でも動かない場合が時々あり、そんなときは仕方なく、丸太の搬出作業時に重機などを使って安全に外すことになります。

ターニングストラップは便利ですが、掛かり木処理には危険が伴うことには変わりません。なるべく掛かり木をつくらない技術を磨くとともに、常に作業の危険を踏まえながら安全に使っていきたいと思います。

「矢」

街ではクリスマスソングが聞こえる中、弊社では間伐と特殊伐採の主に2班に分かれて忙しく現場作業を続けています。
間伐班が担当する北杜市大泉町のカラマツ人工林は木々が比較的混み合っていて、目的とする伐倒方向に安全確実に伐り倒すためには幾つかの道具の使用が欠かせません。

その一つが写真に移っている黄色いクサビ形の「矢」と呼ばれる道具。倒したい方向と逆側に木の重心が傾いている場合、チェーンソーで切り込んだすき間にハンマーでたたき込み、木全体を倒したい方向に少しずつ起こして伐倒します。場合によっては木の起き具合を見ながら何回かに分けてチェーンソーで切り込み、その都度、矢をたたいて木の幹の中に少しずつ押し込んでいく方法を採ります。

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こう書くと簡単そうですが、シンプルな道具だけに、チェーンソーの切り込み具合と矢の位置の兼ね合いなどにたくさんのコツがあり、習熟には経験が必要です。林業就業一年目の身としては今回の間伐現場で矢の安全で効果的な使い方をしっかり身に付けたいと思います!

間伐

林業の代表的な仕事の一つに間伐があります。弊社は本年度、北杜市大泉町の複数の箇所のカラマツ人工林で間伐をしており、今月から伐倒作業が本格スタートしました。切り倒す木を選ぶ「選木」、安全かつ伐倒後の集材作業の効率化を踏まえた伐倒方向の選定、そしてチェーンソーによる伐倒、木が倒れる途中で隣の木の枝などに引っ掛かって止まってしまう「掛かり木」の処理…。
一言で間伐と言ってもこれらすべての技術や知識が必要になります。

木が倒れるときには「バリバリ!ドーン」という大きな音が山の中にこだまします。間伐は危険を伴う作業ですが、目標とした伐倒方向にピンポイントで木を倒せたときの喜びは、経験した人でなければ分からない面白さがあります。

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写真は指導担当でベテランのK部長。チェーンソーを構える姿に抜群の安定感があります。
林業の技術向上には終わりがありません。安全第一で一歩一歩スキルアップを目指していきたいと思います!!

熊手

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開設1年

今年もあっという間に師走に入り、弊社では間伐や特殊伐採を中心に仕事に追われています。

毎日の忙しい現場作業の拠点となるのが「土場」です。北杜市大泉町の弊社事務所にほぼ隣接し、今年1月に大泉町の別の場所から引っ越しました。土場というと一般の方にはイメージしにくいと思いますが、伐り出した丸太や運搬用のトラック、重機などを置いている作業拠点。社員の休憩室もあり、チェーンソーをはじめとする各種機材の整備や社員の憩いの場としても欠かせません。

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この記事を書くために写真を撮っていたところ、土場の一角から木間越しに、地元の編笠山をはじめ、八ケ岳の主峰赤岳や阿弥陀岳まで見えることが判明!!写真では分かりにくいですが、軽バンの上に顔を見せているのが編笠山です。

間もなく開設1年を迎える土場。
標高1200メートル超で、冬場は休憩室に置いた作業靴も凍る厳しい環境ですが、都心で勤務した経験がある身としては、空調などが管理されたオフィスビルとは異なる、林業会社らしい自然に囲まれた恵まれた職場環境だと感じています(*^_^*)
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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