ポケットサイズ?!

さまざまな分野で軽量、コンパクト化が進む昨今、ポケットサイズのチェーンソーがついに登場!?
先日、弊社に新しいチェーンソーがお目見えしました。その名も通称「こがるちゃん」(写真手前)。片手で扱える軽量、コンパクト性が最大の特徴で、排気量は刈り払い機並みに小さい25㏄。排気量70㏄のチェーンソー(写真奥)と比べるとボリューム感の違いが伝わるでしょうか?

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↓「こがるちゃん」をズボンのポケットに無造作に突っ込んでみるHさん

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普段、50ccクラスのチェーンソーを使う弊社スタッフから見れば、おもちゃのような大きさ。この小ささを生かして、高所作業車を使う枝払いなどで、まさにのこぎりの代わりとして活躍してくれそうです。ただ片手で扱う場面も想定されるため、伐っている最中にチェーンソーのバーが跳ね上がる「キックバック」が万一起きると、チェーンソーを制御しきれず重大事故につながる恐れがあり、十分な注意が必要です。

小さくても造りはしっかりとしたチェーンソー。特性をしっかりと踏まえて、現場作業でどんどん活用していきたいと思います!
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なごり雪

八ケ岳南麓では昨日からきょう朝方まで、湿った大粒の雪やみぞれ交じりの冷たい雨が降り続きました。とくに北杜市大泉町の弊社は標高が1240メートルと高いため積雪量が多く、今朝の土場周辺は水墨画のような景色となりました。

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獣害防止用ネットの設置作業を続けている北杜市須玉町の山間部も今朝は同様に積雪が多く、湿雪に押し倒された木が道路をふさいでいる場面も。結局、本日は設置作業を見送り、クレーン車を使って特殊伐採を行う別の現場に移動して応援に回りました。

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東京では桜が開花し、八ケ岳南麓でもフキノトウが食卓に登場して早春の息吹きを伝えています。今年は寒暖の差が激しく、体が付いていくのが大変ですが、本格的な春はもうすぐ。今年はどんな山菜や渓流魚たちに出会えるだろう…。野遊びが好きな身として、遅い春の訪れを待ちわびています♪

伐倒

今週はクレーンや重機などを使った人家近くでの伐採作業が続きました。写真は山梨県北杜市高根町で行った伐採作業の様子。ペンションの隣接斜面に生えたナラの木を、「チルホール」と呼ばれるワイヤー付きの牽引器具を使って家屋と逆側に安全に倒します。幹の直径がひとかかえ以上、枝張りが15メートル程度もあるような大木もあり、2台のチルホールを使って幹を安全な方向に少しずつ傾けました。

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→伐倒競技で昨年、県内優勝したH先輩

チルホールによる伐倒は、チェーンソーで伐り進める「伐り手」、チルホールを操作して幹を安全な方向に傾ける作業者とのコミュニケーションが大事。「伐り過ぎ」や「引っ張り過ぎ」などは、木が予定外の方向に倒れたり、幹の一部が途中で裂け上がったりする危険を招きます。今回は伐り手、伐り手やチルホール作業者に指示を出す合図者ともにベテランが付いたため、10本以上の木を安全かつスムーズに伐ることができました。

ナラは伐倒中に裂けやすい木として林業現場では有名で、今回の現場では新人の私が支障木として伐った木が縦に裂けてしまいました。ただ伐倒の際に「受け口」や「追い口」を適切に伐っていれば防げた可能性が高く、悔しいながらも非常に貴重な経験になりました!

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→チェーンソー作業者から見たチルホール作業者。かなり遠くに立っているように見える

町工場?

前日までのぽかぽか陽気から一転、山梨県北杜市大泉町の弊社周辺では、今日は終日大粒の雪が降る天候となりました。このため予定していた幾つかの現場作業が中止となり、代わりに私を含む新人二人はチェーンソーの刃(ソーチェーン)を作る作業をしました。

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ソーチェーンは長いコイル状になって販売されていて、これをチェーンソーのバーの長さに合わせてカットし、リング状に再びつなぎ合わせて使用します。今回は「15インチ」と「18インチ」の2種類のバーに合わせたソーチェーンを作りました。
専用の器具でカットしたソーチェーンの末端同士は新しいリベットで再び接合します。このリベットは別の専用器具でかしめるように締め付け、頭をつぶして固定しますが、このときの押す力がポイント。弱すぎると使用時にソーチェーンが接合部で切れる恐れがあり、逆に強すぎるとソーチェーンの回転に支障を来たし、同様に使用時に切れる心配などがあります。

まるで小さな町工場のような光景ですが、先輩に完成品を点検してもらい、2人で半日弱で10本ほどのソーチェーンを作ることができました。林業にはさまざまな作業があります。このソーチェーンの製作のように、普段なかなか行わないものもありますが、ひとつずつ確実に身に付けていきたいと思います!

打ち込み

「カーン!コーン!カーン!」
北杜市須玉町の山中の一角では、最近こうした打撃音が連日響いています。獣害防止用ネットの設置に向け、支柱となる樹脂製のポールを地面に打ち込んでいる光景です。

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長さ2.4メートルのポールを地面の中に深さ50センチまで打ち込みます。このときに使うのが写真のようなYの字を逆さまにしたような形の鉄製の道具。この器具を両手でしっかりと持って思い切り上下させ、道具自体の重みで打ち込んでいきます。

地面が柔らかいとスムーズに打ち込めますが、今回の現場は石や岩が多く、すんなりと打ち込める場所はわずか。このためほとんどの場所で、先端をとがらせた鉄製のバールのような太い棒を大型のハンマーで無理やり地面にたたき込み、岩などを砕いて下穴を開ける必要があります。さらに地面に対してポールを打ち込む角度も場所によって異なるため、作業に結構な時間と労力がかかります…。

樹脂製ポールは4メートル間隔で打ち込むため、現在手掛けている比較的、面積が小さい区画だけでも200本弱を打ち込む必要があります。「うまく刺さってくれ…」。地面の中の様子を想像しながら、祈るような気持ちでひたすら下穴を開け、ポールを打ち込む日々。スムーズに打ち込めたときには何か得した気分になります(笑)

この打設作業は他の現場も含めてまだまだ続きます。地道で根気がいりますが、林業にはこんな仕事があることも知っていただければ幸いです(^-^)!

春の足音

今週は心配していた降雪はほとんどなく、八ケ岳南麓にも着実に春の足音が近づいてきました。
写真は獣害防止用ネットの設置作業を続けている北杜市須玉町の現場近くの林道沿いで開花していたウメ。

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集落から遠く離れた山中の古いお墓の脇に植えられていた二本の木に、見事な花を咲かせていました。周囲には放置されて久しい古い石組みの畑や田んぼの跡が広がります。

登山の対象にならない里山には近年、林業関係者や一部の狩猟者などは入りますが、一般の住民はほとんど入らないのが多くの地域の実情です。そのためシカやサルなどの野生動物が人家近くまで活動域を広げ、ヒトとの接触機会を増やして問題化しています。
ひと気のないお墓の隣でひと知れず咲くウメの花の甘酸っぱい香りを存分に吸いながら、山仕事や野良仕事で山の中が賑やかだった往時をしのびました。

地上絵?

ナスカの地上絵!?

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獣害防止用ネットの設置作業をしている山梨県北杜市須玉町の県有林で面白い光景を見かけました。写真では分かりにくいですが、地拵えで作った棚(一定間隔で横方向に並んだ筋のような部分)の間にのびる幾筋もの足跡…。実はヒノキなどの植林地に入り込んだニホンジカの足跡です。棚が途切れている部分をうまく利用し、斜面を自在に昇り降りしている様子が伝わってきます。
この植林地はニホンジカなどによるヒノキ苗などの食害が目立ち、作業中に真新しいシカのフンを見つけることもしばしば。動物たちはきっと夜間や早朝などに活発に活動しているのでしょう。

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この現場近くの林道ではニホンカモシカの姿も見かけました。ヒトを見ると、長い間じっと立ち止まって観察する習性があり、今回もお見合いの状態がしばらく続きました。ウシの仲間だけあって、どことなく重量感のある体形が親しみを感じさせます。

明日で3月も中旬。野山ではこれから動物たちの活動が活発になります。いろいろな生き物たちとの出会いも林業ならではの楽しみの一つ。日々の山仕事を通してさまざまな自然の変化に向き合っていきたいと思います!

荷揚げ

年度末を迎え、気候も日に日に春めく中、弊社では、搬出間伐や地拵えなどの大きな仕事が順調に完了までこぎ着けました。
続く大きな仕事として控えるのが植林地などでの獣害防止用ネットの設置。山梨県北杜市の3カ所の林班の周囲に、高さ1.8メートルのネットを延々と張りめぐらせ、ニホンジカなどによる植栽苗の食害を防ぐ作業です。

今日はそのための準備として、同市須玉町の一箇所目の林班(約6ヘクタール)に支柱用のポールを運び上げました。一本のポールの重さは1キロちょっとでしょうか。これを10本束ねて1セットとし、林班の周囲に約40メートルの間隔で置いていきます。この林班は写真のように急傾斜地が多く、重いポールの束を担ぎ上げるのは一苦労。背負子にくくりつけるなどの工夫も施しながら、何とか荷揚げが完了しました。

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ニホンジカによる農林業被害が北杜市を含め全国的に問題になっています。獣害防止用ネットの設置作業の様子、これからも随時報告していきたいと思います!

仕込み

年度末を迎え、弊社では地元の北杜市大泉町のカラマツ人工林の搬出間伐など連日、忙しく現場が動いています。
先日完了した同市須玉町の地拵えの現場などで今後、引き続き予定しているのがシカなどによる獣害防止用ネットの設置作業。植えた苗木を動物による食害から守るため、植林地の周囲にネットを設置します。

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写真はネットを張るための杭の下準備作業。長さ2.4メートルの杭の末端から50センチの場所に、一本一本テープで印を付けます。杭を打ち込むときに、深さ50センチまで確実に打ち込む必要があるためです。今回は二箇所の現場で1000本近くの杭を使うだけに、目印を付けて、10本ずつの束にまとめ直すだけでも大変な作業。杭を横に並べて目印を付けやすくしたり、束にまとめたりしやすくするための冶具を余っている木材で造り、二人でも流れ作業で進められる体制を整えました。

この冶具の完成で作業スピードは大幅に改善!「仕事は段取り八分」。その言葉の意味をあらためて実感しました。

作業完了!!

年明けから山梨県北杜市須玉町で進めていた地拵えの作業が先日ついに完了しました。大きく分けて二区画、計3ヘクタールの面積が対象。皆伐後の山肌に丸太の杭を打ち込み、残された枝や丸太を横一列に並べて「棚」を作る作業で、人海戦術が中心となりました。地面が凍り付いて杭が刺さらなかったり、地面に横たわった丸太が凍結のため地表からはがれなかったりする幾多のハードルを乗り越え、何とか完成にこぎ着けました。

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林業の一連の作業を伐採・搬出で一区切りとすると、苗を植え付けるための準備に当たる地拵えは次のスタートへの第一歩。この現場では今後、苗木をニホンジカなどの食害から守る防獣ネットの設置や苗木の植え付け、下刈りなどが次々と予定されています。
新人の私にとって地拵えの作業は今回の現場が初めて。この場所に次に植えられた木が主伐期を迎えるのは40年後や50年後になります。「それまでおれたちが元気で生きていて、大きく育った木を見られたらいいな」。そうつぶやいた先輩の言葉に、林業という仕事のスケールの大きさをあらためて実感しました。
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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