ワイヤー加工

先日ご紹介した「スイングヤーダ」などの架線系集材機械の研修では、ワイヤーの編み方の講習もありました。「ワイヤーの編み方」と聞いても一般の方にはピンとこないと思いますが、丸太などを吊り下げる鋼鉄製のワイヤー同士をつなぎ合わせたり、ワイヤーの先に「アイ」と呼ばれる輪を作ったりするときに必要となる技術です。

171129ブログ①
▲ワイイヤーの編み方を教える神子沢社長

講師は13歳ころからワイヤー編みを始めた(!!)という神子沢林業(山梨市)の神子沢社長。太いワイヤーを構成するもとになる「素線」と呼ばれる細いワイヤーの径が太いほど強度が高いものの、硬性が強くて編みにくいなどの説明に、長年の経験に裏打ちされた説得力を感じます。

ワイヤーの編み方については奥が深く、ここでは説明しきれませんが、強くより合わされている素線の束の一部のよりを戻し、そこにできたすき間の中に、もう一方の末端の素線の束を差し込んだ後、よりを戻して締め上げる…分かりにくいですが、簡単に書くとこのようになります(^^;)素線の束同士のよりを戻すときには、束と束の間に鉄製の太いスパイクを差し込み、無理やりこじ開けるようにしてよりを戻し、素線の束同士の間に一時的にすき間を作ります。

171129ブログ②
▲末端にアイ加工が施されたワイヤー

ワイヤー加工は奥が深く、短時間で確実に編み込むには相当の経験が必要となります。上手に編み込まれたワイヤーは美しく、また強度も高く、その技術を導き出した先人の知恵と努力を感じずにはいられません。

クレーンのほか、リフトやケーブルカー、エレベーターなどにも使われている産業用の鋼鉄製ワイヤー。機会がありましたら、ワイヤー同士の連結部分などに着目してみると面白いかもしれません!!
スポンサーサイト

スイングヤーダ

林業新規就業者を対象にした重機操作の研修会が先週に引き続き、山梨県南アルプス市で開かれました。今回教わったのは「スイングヤーダ」。重機のウインチから伸ばした二本のワイヤーを空中に張り、そこに取り付けた滑車から丸太を吊り下げて、山から搬出する機械です。

171128ブログ②

スイングヤーダの場合、丸太の重みによる重機の転倒防止のため、丸太を完全に空中に吊り上げず、片方の端を少しだけ地面に接地させた状態で、引きずるように移動させなければいけない決まりがあります。専用のリモコンを使って2本のワイヤーを行ったり来たりさせることで、丸太を重機の方向に持って来たり、丸太を外した状態の滑車を山に戻したりする操作ができます。

171128ブログ①

スイングヤーダを使う現場は弊社では現在ありませんが、代表的な高性能林業機械のひとつ。
「百聞は一見に如かず!!」。今後につながる貴重な経験になりました!!

グラップル

林業新規就業者を対象にした重機操作の特別教育がこのほど、山梨県南アルプス市で開かれました。今回教わったのは「回転式グラップル」と呼ばれる機械。丸太をつかんで移動させるために欠かせない、林業では最も一般的に使われている重機です。
今回は機体の旋回、グラップル(爪の部分)の開閉と回転といった基本操作を参加者全員が交代で教わりました。重機操作では「伸ばす」「回転する」「爪を開閉する」といった複数の動きを連続的にできなければ、現場で効率的な作業ができないだけに、参加者はみな真剣な表情です。

171126ブログ②
▲すっかり雪化粧をした富士山(写真中央右)を臨みながら行われた研修

重機操作の上達には実践あるのみ!自分の手や腕のごとく、流れるような動きでグラップルを操作する先輩たちを目標に、習熟に向けて頑張ります!!

地域密着!!

弊社を含む北杜市内の事業者でつくる山存グループはこのほど、同市大泉町の「谷戸城址公園」で、清掃活動の早朝ボランティアをしました。15人ほどの参加者が集まり、ごみ袋を持って早朝の園内を回りました。

地元の方の清掃が行き届いているためか、園内はとてもきれい!家族連れの参加者も含めて、ところどころに落ちているお菓子の包装袋などを拾い集めました。

171123ブログ①
▲園内を清掃する参加者

171123ブログ②

▲かわいい子供たちも参加してくれました。作業の後は参加賞のおにぎりをパクっ♪

山存グループは昨年から、毎年8月の「山の日」に、同市高根町清里の「清里の森」で、「山暮らし応援」をコンセプトにした参加型イベント「山存フェスタ」を開いています。
現場仕事のプロが集まる地域密着型集団を目指し、今後も活動の幅を広げていく予定ですので、八ケ岳の山暮らしに関することなら何でも、山存グループまでどしどしご相談ください(*^_^*)


厳寒!?

八ケ岳山麓は今朝もきっちりと冷え込みました。
八ケ岳連峰の赤岳や権現岳、南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳、南アルプス前衛の鳳凰三山など、北杜市内から臨むことができる主な峰々は、このところの寒波で、すでに雪化粧を済ませています。

171121ブログ

写真は林内で見つけた立派な霜柱。日中でも解けずに残り、踏みつけると「ザクッザクッ」という小気味良い音を立てて崩れます。
ちなみに標高約1300メートルの弊社周辺では、昨年は11月下旬にまとまった降雪があり、その後12月に入って暖かい日が続き、山の雪も大部分が解けるという寒暖の差が激しい冬となりました。

スキー場やスケートリンクに代表されるように、冬の八ケ岳山麓の売り物はピリッとした寒さや雪。純白の雪景色を求めて訪れる観光客も少なくありません。
現場仕事をする身には正直寒さは辛いですが、観光振興の面でも、異常気象ではなく、今年こそ「例年並み」の冬になってほしい…と願う今日この頃です(^_^)

掛かり木処理

林業新規就業を対象にした技術研修が山梨県南アルプス市でこのほど開かれました。テーマは「掛かり木処理」。掛かり木とは、伐り倒した木が、近接する他の木の枝や幹にぶつかり、そのままもたれ掛かるようにして止まってしまった状態を指します。放置すると風などでいつ倒れるか分からず危険なため、安全確実な処理が求められます。

今回教わったのは「ターニングストラップ」というベルトや「フェリングレバー」と呼ばれるバール型の金具を使う方法。どちらもテコの原理を使い、少ない力で木を「回す」ことで、掛かり木を外します。

171119ブログ

とはいえ掛かり木処理には危険が伴う上、特に重量が大きい大径木ではこうした道具を使っても、うまく掛かり木を外せない場面も多くあります。

「まずは掛かり木にさせないための確実な伐倒技術が一番大事!!」
講師が語ったこの言葉を忘れずに、これからもチェーンソーワークに精進したいと思います!

レインボー

秋から冬に向け、天候が変わりやすい季節を迎えています。そんな中、現場に行く途中で出会ったのが八ケ岳山麓に掛かる立派な虹。しかも北杜市内の通称「レインボーライン」を走行中に遭遇するというナイスタイミングで、思わず車を停めて写真を撮りました♪

171114ブログ①

虹の両端をこんなにくっきりと見たのは初めて。空が広い八ケ岳山麓ならではの景色ではないでしょうか。「これは何か良いことの兆しかも!?」

171114ブログ②

結局、その日は特別なことは何も起きませんでしたが、無事に伐採の現場が終了し、スタッフ全員笑顔で会社に引き揚げることができました。
事故や怪我なく無事に家に帰る。当たり前のことですが、林業ではこれこそが最も「良いこと」なのかもしれません…。
帰宅しながら、ふとそんなことを思った秋の一日でした(^_^)

秋の一日

山梨県内で素材生産(丸太の製造、出荷)を営む林業事業体による毎年恒例のお祭りが、このほど山梨県中央市で開かれました。狙いは事業者間の交流と技術研鑽。チェーンソーや重機を使う林業界らしい競技が目玉です。

171108ブログ②

弊社スタッフはすべての競技に参加。このうち、不安定な四本の丸太を縦に積み上げ、タイムを競う「積み木」で優勝と3位、チェーンソーを使って丸太を「皮一枚」の厚さまで切って止め、切れ残した部分の薄さを競う「寸止め玉切り」で2位、重機のバケットの先に筆を付けて指定された漢字を書く「習字」で3位をそれぞれゲットしました!

171108ブログ①

年末や年度末に向けて弊社は繁忙期を迎えますが、ときには息抜きも必要。爽やかな秋空の下、スタッフ一同、久しぶりに気分転換をすることができた1日でした(^_^)

中毒症状!?

八ケ岳山麓で春の山菜と並んで人気があるのが秋のキノコ採り。山菜以上に種類が多くて判別が難しく、また猛毒の種類もあり十分な注意が必要ですが、天然キノコを見つける面白さや、キノコ料理のおいしさは愛好家を魅了してやみません。

171106ブログ

写真は現場からの帰りに群生していたシメジの仲間と思われるキノコ。地元の詳しい方に聞いたり、図鑑などで調べたりした結果、食用のオオイチョウタケの可能性が高いことが分かりました。少なくとも毒キノコではなそう^_^

さっそくグラタンとホイル焼きにすると滑らかな舌触りと食欲をそそる香りが最高!ただ食べ過ぎたせいか、翌日お腹を壊してしまいました(-.-;)調理法にも原因があったようで、一度湯がいてから料理すると良かったようです。

奥深い天然キノコの世界。キノコ採り初心者ですが、お腹を壊してもまだまだ興味が尽きない自分はもしかしたら立派なキノコ中毒なのかも!?
食べ過ぎ注意、安全第一で細く長くキノコ採りを楽しみたいと思います!!

風物詩

比較的暖かい日が続いている今秋ですが、このところようやくこの時期らしい冷え込みが訪れる日が出てきました。

そうすると煩わしいのが出勤前の車のフロントガラスの霜取り。北杜市内の標高840メートルの自宅では今季はこれまでに2回、フロントガラスに霜が降りました。専用の解氷剤も市販されていますが、もっぱらスクレーパーでゴシゴシとかき取るのが冬の日課。霜の固さや厚さで冷え込みの程度が予想できます。

一方、標高約1300メートルの弊社ではさらに強固な霜が降ります。こちらは何台もの社有車を早めに暖気し、現場に出発する前に溶かすのが大事な仕事です。

171103ブログ

寒い朝の霜取りは煩わしいですが、今年も無事に季節が巡ってきてくれたことを教えてくれる作業。
「冬の風物詩」は年明け3月ころまで続く見込みです。
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
森林整備や屋敷木伐採、危険木伐採及び木材に関する事でしたら、何でもご相談下さい。

facebookにも
ページがあります。
こちらのイイねボタンで
天女山ページの更新が
ご自身のフィードに
表示されます。
いいねしていただけると
うれしいです。




最新記事
来訪者
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR