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並木道

秋の恒例となっている八ケ岳山麓の防火線の草刈りと集草が今年も無事に終わりました。
かつては作業中に降雪に見舞われることもあったようですが、近年の暖冬傾向のせいか、今年は寒さを感じる日があまりないままの作業終了となりました。

写真は草刈りと集草作業が終わった防火線での一コマ。

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すっかり葉を落としたカラマツが並木のように整然と立ち並び、清々しい高原の雰囲気を演出しています。

乾燥した寒冷地という厳しい環境でも元気に成長するのがカラマツの特徴。八ケ岳山麓では各地に植林され、すっかり景観にとけこんでいます。ともすれば「そこにあるのが当たり前」と思われてしまいがちな八ケ岳のカラマツ。
木材資源だけではなく、八ケ岳ならではの景観資源としても、もっと生かしていきたいと思ったひとときでした。
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もったいない…

弊社の事務所がある北杜市大泉町の標高1300メートルの地域は、寒冷地のため通常、竹林がありません。
しかし標高が低い隣の韮崎市では、竹林が繁茂している場所が随所に見られます。

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写真は韮崎市穂坂の竹林での伐採風景。びっしりと生えた竹林の中にスタッフが入り込み、スリングで幹を数本ずつまとめ、大型クレーン車で巻き絞った後、チェーンソーで伐採。空中に吊り上げて除去します。

通常の木の伐採と比べ、竹は軽いので作業の危険は少ないですが、生えている密度が桁違いに多いため、竹林に入り込んで伐採するのはまさに竹との格闘。切り株で何度もつまずきながらも順調に作業を終えることができました。

戦前や戦後まもなくは、建築や日用品など暮らしのさまざまな場面で、現在のプラスチックの代わりに活用されていた竹。
素材や原料としての利用が少なくなり、産廃として焼却処理されてしまう現実に、「もったいないなー…」という思いが募る現場となりました。

暖冬?


この三連休は初日を中心に冬型の天候となり、八ケ岳や甲斐駒ケ岳など北杜市周辺の二千メートル級の山々も雪化粧をしました。ただ特に八ケ岳は例年のこの時季と比べると積雪量が極端に少ないようで、主峰の赤岳も南面は日陰に少し残る雪が残る程度となっています。

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とはいえ今週は朝はしっかりと冷え込みました。写真はサンメドウズ清里スキー場近くの防火線で写した霜柱。標高が高いので、日が昇ってからもなかなか融けません。

八ケ岳山麓のスキー場では来月のオープンに向けて夜間、人工降雪機による雪づくりがスタートしています。この作業には放射冷却などによる強い冷え込みが必要で、暖冬の年には苦労をされているようです。

今シーズンは全国的に初雪が遅れているとの報道もあります。
厳しい寒さは林業に従事する身には厳しいですが、スキー場やスケート場、また美しく雪化粧した山々や高原、氷の造形などを売り物にしている八ケ岳山麓の観光施設にとって暖冬は深刻な問題…。

また暖冬などの異常気象は一方で、記録的な豪雪や短期間での寒波や高温といった極端な天候ももたらします。
きっちりとこの時季らしい「例年通り」の冬になってほしい、と願う今日この頃です。

練習

弊社が拠点としている山梨県北杜市には多くの山がありますが、岩登りの名所として有名なのが市の東部にそびえる瑞牆(みずがき)山。

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水墨画に描かれるような真っ白な岩肌の岩峰がいくつもそびえたち、クライマーたちをひきつけます。
そんな瑞牆山に先日、この夏に入社したT君と岩登りで必要なロープワークの練習に出掛けました。

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当日は見事な秋晴れで、今流行のボルダリングを楽しむ人たちで麓のキャンプ場は大にぎわい。ロープワークを練習するのは二人とも久しぶりだったので、なるべく人が少なくて簡単なルートを探し、懸垂下降などの基本技術を練習しました。

山好きのスタッフが多い弊社は休日もスタッフ同士でときどき山に行っています。
普段現場で一緒に仕事をしていると、互いの体力や性格などが分かるため、初めて一緒に登山に行っても何となく安心感があるのが、デスクワークと異なる林業の面白いところかもしれません。

スタッフによる登山報告も、今後随時ご紹介していきたいと思います(*^-^*)

いよいよ?!

今朝は久しぶりにこの時季らしい冷え込みとなり、会社の土場に積み上げてある丸太に霜が降りました。

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車のフロントガラスにも今季2回目の霜が降り、指先がかじかむ寒さの中、出勤前の霜取りに追われました。
ちなみに先週は季節外れの暖かさ。近年は特に冬場に、極端な高温や低温に見舞われる年が続いているだけに、今冬の気象状況は、まだまったく見通せません。

朝の冷え込みは身体にはこたえますが、空気が澄んだ冬ならではの自然の美しさもあります。
いよいよ足音が近づいてきた冬に、身の引き締まる思いで現場に向かいました。

造材

先月から今月にかけては、個人が所有する私有地での伐採作業が続きました。「今年の台風で隣の敷地に木が倒れたため、今後の台風などで倒れそうな木をあらかじめ伐ってほしい」という依頼が目立ちました。

林業というと木を伐るイメージが強いと思いますが、伐った木を丸太にするのも大切な仕事。林業用語ではこの工程を「造材」と呼びます。写真は北杜市大泉町の私有地の伐採現場で、伐り倒したカラマツを造材している様子。

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チェーンソーで枝を払い、切り株の部分を切り落とし、長さ4メートルのまっすぐな丸太に玉切りします。一見すると簡単そうに見えますが、大きい木だと全体で数トンもの重さがあるため、木全体の重みが掛かっている箇所の枝を払ったり、根元の太い部分の幹を伐り落したりする際は特に注意が必要。伐り方などを間違えると幹全体が回転したり、チェーンソーのバーが挟まれたりして、大きな事故を招く可能性があります。

木を伐り倒す伐倒を含めて、安全に上手に伐るのは難しく、緊張感も大きい半面、さまざまな危険を想定して防ぎながら、うまく伐れたときの満足感も高いのがチェーンソーワークの大きな魅力ではないでしょうか!(^^)!

風物詩

今年も残すところあと1カ月半あまり。弊社の秋の風物詩となる八ケ岳山麓の防火線の草刈り作業が今年も行われています。
防火線はスキー場のゲレンデに近い雰囲気で、万一の山火事の際に広範囲への延焼を防ぐため、森が一定の幅で帯状に伐採されています。

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▲刈り払い機を担いで現場に向かうスタッフ

今年は大きく分けて3カ所のエリアが対象。新人スタッフも加わりましたが、順調なペースで刈り進んでいます!(^^)!

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▲ゲレンデのような斜面で刈り払い機を回すスタッフ

刈った後は刈り草への延焼を防ぐため、今度は防火線の脇の森の中に刈り草を移動させる作業が必要。これも熊手を使った人海戦術による根気と体力が必要となる仕事です(*_*)

でもゴールはもうすぐ!
師走に向けてもうひとがんばりです!!

抜根

林業会社というと、木を伐るイメージがありますが、木を伐った後には根株が残ります。伐採跡地が宅地になる場合には、残った切り株や根っこを掘り出す必要があります。弊社は抜根(ばっこん)と呼ばれるこうした仕事も手掛けています。

今日は北杜市大泉町の皆伐跡地で作業があり、ベテランスタッフが重機で手際よくアカマツなどの大きな切り株を掘り起こしていきました。今回は大型重機を使っているほか、伐採後、ある程度の年数が経過した場所なので、「根の支持力が弱まり、予想より作業をしやすい」とのことです。

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抜根でもう一つ大事なのが、掘り取った根株の運び出し。土が付いた根株は薪などとして利用するのは難しいため、専用の粉砕施設をもつリサイクル業者に引き取ってもらいます。走行中に荷崩れしないよう、ダンプカーの荷台に慎重に積み込み、しっかりと荷締めをして準備完了!!車で30分ほどのリサイクル施設に向けて出発します。

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山間部の宅地造成では欠かせない抜根。目立たたない地味な作業ではありますが、意外に大事な仕事ではないでしょうか!?

巣穴!?

木の幹にぽっかりと開けられた三つの穴―。

181106ブログ②

先日、クルミの木を伐採したときに出会った光景です。ひとの背丈よりもかなり高い場所に開けられた穴。どうやらキツツキの仲間の仕業のようです。

181106ブログ①

内部を観察してみると三つの穴すべてが洞(うろ)のような形でつながっていて、腐朽した部分からは、おそらくキツツキの餌となるカブトムシ(?)の幼虫がたくさん出てきました(@_@;)

かわいいキツツキの行動も、ヒトにとっては、ときには困りごとになります。森の中などに建てられている別荘の軒などに勝手に穴を空けてしまうのです(~_~;)森の近くに住んでいるひとなら早朝、「コンコンコン!」と鳴り響く大音響に驚いて目覚めたひとも少なくないと思います。

内部が空洞の木を見つけると、穴を空けてしまう習性なのかもしれません。また穴を空けることで内部の腐朽が進み、餌となる昆虫たちが住み着くことを知っているのかもしれません。
キツツキの巣穴の様子を間近で観察できた貴重な経験となりました!

安全講習

山梨県内の林業新規就業者を対象にした研修が先日開かれました。テーマは労災事故防止。弊社の社長が講師となり、国際的な取り組みの紹介や、グループに分かれた演習などがありました。

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講義で印象的だったのが、人口10万人あたりの建設業の死亡者数が、日本はドイツの2倍、イギリスの3倍という割合。労災防止の進め方に関して、日本では一般的に「根性論」「安全は基本的にタダ」というスタンスなのに対し、イギリスでは「災害は努力しても技術レベルに応じて必ず起きる」「安全には基本的にコストが掛かる」という考え方に立脚しているとのことでした。

またイギリスでは労災を起こした会社側には殺人罪が適用される場合がある一方、「労働者を含めて業界全体でリスクを負う」との観点から、被害者は会社側などに損害賠償請求ができない、などの日本との違いの説明もありました。

林業の場合、さまざまな対策で労災事故が減っても、一度起きれば重大事故になる可能性が高い問題があります。「リスクを甘く見ない」という基本的認識に立ち、引き続き安全確保と労災防止に努めていきたいと思います!!
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
森林整備や屋敷木伐採、危険木伐採及び木材に関する事でしたら、何でもご相談下さい。

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