道造り

天候不順が続く今春ですが、今週後半はようやく天気が回復してきました。

そんな中、本年度に間伐作業を実施予定の北杜市大泉町のカラマツ人工林では、伐採後に丸太を運び出すための作業道造りが本格的に始まりました。一帯は地下水位が高いようで、さらに今週前半の降雪や春先の雪解けの影響も加わり、重機で掘削すると地下水がしみ出て底なし沼の様相に…。

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さらにかつて八ケ岳で起きた大土石流の影響とみられる巨石が地中からゴロゴロと現れ、一つずつ重機で取り除く必要があります。泥沼のような場所では経験豊富な弊社スタッフが知恵を絞り出し、何本もの丸太を敷き詰めたり、水を逃がすための縦穴を道の脇に掘ったりして、重機を通すことができる道を少しずつ伸ばしていきました。

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それにしても大型重機が小さく見えるほどの巨石。誤ってオペレーターが乗っているキャビンの方に転がったりしたら大変です。ベテランスタッフが重機で少しずつ掘り出し、慎重に道の脇に移動させました。ちなみにこの石を動かすと、地中から地下水が湧き出てきました…。

八ケ岳山麓は比較的平坦な地形が多いため、山仕事をやりやすいと考える林業関係者もいるようです。しかし道造りに関しては、火山灰に由来する極端に水はけが悪い黒土や、森の中に埋まっている大量の巨石などで、決して条件が良いとは言えません。
幾多のハードルを乗り越えながら、道造りはまだまだ続きます!!

なごり雪・その2

今日の北杜市は朝から雨が本降りとなりましたが、標高が高い弊社周辺では湿った大粒の雪が降りしきる寒い一日となりました。今春はこうした雪が何度かあり、スタッドレスタイヤから夏用タイヤに履き替える時期が難しいです。

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今日はこの荒天を利用して、ミーティングをしました。テーマは昨年に続き8月11日の「山の日」に同市高根町清里の「清里の森」で開催予定の「山存フェスタ」の打ち合わせ。弊社を含む地元企業でつくる山存グループが主催し、「山暮らし応援します」のテーマで今年もさまざまな参加型イベントを予定しています。

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ミーティングでは昨年人気が高かったチェーンソーや刈り払い機の使用に関する相談会や樹高当てクイズ、子供も楽しめる飲食ブースの設置などさまざまな提案がありました。詳細が決まりましたら弊社ホームページなどでお伝えしますので、今年もぜひご期待ください!!

山のミステリー!?

祭壇を思わせる規則的に配置された石積みの基礎、人為的に途中まで割られた巨石、謎の石組みのサークル…。
いつ誰が何のために…。

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北杜市大泉町の森の中で仕事をしていたところ、謎の遺構(?)に出会いました。

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石切り場の跡?山小屋の跡地?
謎と想像は膨らむばかりで、山仕事の経験が長い先輩たちも「大泉七不思議の一つだ」などと首をひねるばかり。
人間の力で多大な労力を掛けて築かれたものであることだけは間違いなさそうです。

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長年地元に住んでいる弊社スタッフも詳しい由来が分からないとのことでしたが、戦後、この周辺には山小屋があったという話もあるようです。車などない時代、もしかしたら山仕事の拠点としても利用されていたのかもしれません。

巨石に打ち込まれた鏨(たがね)の跡を指で触れながら、未開拓だった八ケ岳の麓で生活し、山仕事に従事した先人たちの苦労をしのびました。

講習会

北杜市須玉町で続けている獣害防止ネットの設置作業で、ネットメーカーの担当者が先日、設置方法の講習のため、現場を訪れてくれました。

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作業で特に重要なのが、主な対象動物となる鹿が飛び越えられないようにネットの高さを一定に保つこと。地上から1.8メートルの高さが基準になります。ただ畑などの平坦地と違い、山の中は地面の傾斜や凹凸などの条件がさまざま。一定の高さをキープするには追加で支柱を立てたり、地面に打ち込む支柱の角度を調整したりするなど、さまざまな工夫が必要になります。

ネットのサイズは地面をぴったりと覆う下端部の「スカート部分」を含めて幅が2メートル40センチ。50メートル単位の長さで巨大なロール状になって梱包されており、注意しないと張り縄がからまったりして取り扱いも大変です。加えて地面が岩盤などで固い場合、ネットを地面にぴったりと固定するために打ち込む樹脂製のアンカーや支柱などが刺さらず、ハンマーで鉄製の棒を打ち込んで地面に下穴を開けるなどの労力が余分に掛かります。

全体的にさまざまな困難が伴いますが、とにかく作業に習熟して体を動かすしか完了に向けた道はありません。弊社が得意とするチームワークで乗り越えていきたいと思います!!

季節の狭間

桜の開花情報が各地から伝えられる中、八ケ岳南麓の山々も少しずつ春の装いを見せ始めています。
写真は先日採れたフキノトウ。さっそくほろ苦い味のフキ味噌を作り、生命力あふれる春の恵みをいただきました。

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一方、昨日は標高が高い弊社周辺などでは、夕方から時ならぬ吹雪に…。土場に置いている丸太などが見る見るうちに白くなっていきました。

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普段、山の中で仕事をしていることもありますが、今年の春は気象の変化が特に激しいように感じます。目まぐるしく移り変わる天候の中で、八ケ岳の麓にも本格的な春がすぐそこまで来ています。
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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