仕込み

年度末を迎え、弊社では地元の北杜市大泉町のカラマツ人工林の搬出間伐など連日、忙しく現場が動いています。
先日完了した同市須玉町の地拵えの現場などで今後、引き続き予定しているのがシカなどによる獣害防止用ネットの設置作業。植えた苗木を動物による食害から守るため、植林地の周囲にネットを設置します。

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写真はネットを張るための杭の下準備作業。長さ2.4メートルの杭の末端から50センチの場所に、一本一本テープで印を付けます。杭を打ち込むときに、深さ50センチまで確実に打ち込む必要があるためです。今回は二箇所の現場で1000本近くの杭を使うだけに、目印を付けて、10本ずつの束にまとめ直すだけでも大変な作業。杭を横に並べて目印を付けやすくしたり、束にまとめたりしやすくするための冶具を余っている木材で造り、二人でも流れ作業で進められる体制を整えました。

この冶具の完成で作業スピードは大幅に改善!「仕事は段取り八分」。その言葉の意味をあらためて実感しました。

作業完了!!

年明けから山梨県北杜市須玉町で進めていた地拵えの作業が先日ついに完了しました。大きく分けて二区画、計3ヘクタールの面積が対象。皆伐後の山肌に丸太の杭を打ち込み、残された枝や丸太を横一列に並べて「棚」を作る作業で、人海戦術が中心となりました。地面が凍り付いて杭が刺さらなかったり、地面に横たわった丸太が凍結のため地表からはがれなかったりする幾多のハードルを乗り越え、何とか完成にこぎ着けました。

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林業の一連の作業を伐採・搬出で一区切りとすると、苗を植え付けるための準備に当たる地拵えは次のスタートへの第一歩。この現場では今後、苗木をニホンジカなどの食害から守る防獣ネットの設置や苗木の植え付け、下刈りなどが次々と予定されています。
新人の私にとって地拵えの作業は今回の現場が初めて。この場所に次に植えられた木が主伐期を迎えるのは40年後や50年後になります。「それまでおれたちが元気で生きていて、大きく育った木を見られたらいいな」。そうつぶやいた先輩の言葉に、林業という仕事のスケールの大きさをあらためて実感しました。

「ザウルス」

2月も終盤を迎える中、日中はフリースなどを着て作業をすると、大汗をかくような暖かい日も現れるようになりました。
年度末が迫り、弊社では各現場で追い込みの作業を続けています。

各現場ではさまざまな重機が活躍していますが、現在レンタルで使用しているのが「ザウルス」と呼ばれる重機用アタッチメント。名前の通り、するどいきばを持った恐竜の口にそっくりな形をしています。

170227ブログ

丸太などをつかむ「グラップル」と、地面を掘る「バケット」の機能を組み合わせたもので、作業道の開設や根株の除去、丸太の移動といった作業を一台でこなせるアイデア商品です。通常は作業の種類によって、グラップルとバケットを付け替える必要がありますが、一台で二役をこなせるので作業効率アップを期待できます。ザウルスは主に林業現場で使われていることが多いようなので、都心や市街地などで見かけたら結構レアかもしれません!?

普段、工事現場などで当たり前のように活躍している各種重機。見た目は似ていても、構造や機能、役割、得意分野はそれぞれ異なります。残念ながら、一般のひとが林業の現場作業に接する機会はなかなかありませんが、ときには子供のころのように、工事現場などで重機が働く様子を観察するのも面白そうです(^_^)

取材

取材カメラの前でガチガチに…。

170223ブログ①
↑伐採現場に現れた取材クルーの前で、緊張した面持ちで質問を受ける同期のO

写真は先日行われた林業関係のDVDの撮影風景です。弊社を含む全国の林業事業体が近年導入を始めている従業員の能力評価システムをPRする内容で、林業関係の全国団体が制作、4月に完成予定のようです。撮影は用意されたシナリオに沿って進みますが、いざカメラを向けられると緊張して口が回らず、撮り直しのシーンも続出…。

170223ブログ②
↑弊社事務所で取材を受ける社長。やはりかなり緊張したようです

弊社スタッフ一同、慣れない取材対応に緊張しながらも、無事に各現場で撮影が終わり、後は完成を待つばかり。ユーチューブにもアップされる予定とのことで、弊社スタッフの日々の仕事の様子も分かるかも!?
取材クルーのみなさま、山奥の現場までお越しいただき、ありがとうございました(^o^)!

もうひと踏ん張り

気が付けば2月も下旬に入り、寒さ厳しい冬の終わりが見えてきました。年明けから本格的に始めた北杜市須玉町の地拵(ごしら)えの現場では、約3ヘクタールの対象面積のうちの大半が完了、残るは4分の1ほどになりました。

170221ブログ

写真では分かりにくいですが、人力で杭を打って林地残材を寄せ集めた「棚」が斜面の上部まで延々と続いています。「グーグルアースで見ればきっと分かるよね」。そんな会話も聞こえるようになりました。

今回造った棚にはカラマツなど針葉樹の苗が植えられる見通しです。「ひとの力で棚を造って植林する」。高性能林業機械が普及する一方で、急斜面での棚造りや植林は、いまのところ、ひとの手で行うのが最も効率的で安全ではないでしょうか。「人間の力だって捨てたもんじゃない」。そう実感しながら現場に立つ今日このごろです。
プロフィール

山師

Author:山師
有限会社天女山は、山梨県北杜市の八ヶ岳南麓を中心に活動する林業事業体です。
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