チェーンソーを壊してしまいました。

伐倒最中にフルスロットルで切っていたところ、徐々に回転が落ちてチェーンソーが止まってしまいました。
最近の霧の中の作業だったり、天候が不安定な日が続いていたので、エンジンのコンピューターでの自動調整がうまくいっていないのだと疑っていましたが、それもなんだか変な話だと思い・・・もしかして・・・と気が付くのがちょっと遅かったです。
エンジンが止まってしまってからは、もう圧縮圧が無くなり、リコイルを引いても圧縮の抵抗を感じなくなってしまいました。
そのもしかして・・・の嫌な予感が的中。

先週まで使っていた燃料の色と壊れたチェーンソーに入れていた燃料の色を比較してみると、明らかにおかしい!やばい!
一旦、ハイオクガソリンの可能性を疑いましたが、給油レシートを確認したところレギュラーであることが確認できたので、この問題ではありませんでした。まさか・・・携行タンクに混合オイルを入れ忘れいていたものを使っていたとは。。。
携行タンクからボトルに燃料を移すときは、この色には気が付けません。ペットボトルの透明の容器にある程度の量を注いでみないとなかなか気が付けなかったです。
チェーンソーのピストンはアルミ合金でできていて、それが高熱により柔らかくなって縦に傷が入ってしまっていました。

その傷で、ピストンリングのバネ的動きを固着させてしまい、シリンダとの密着性を阻害してしまい圧縮ができずエンジンがかからなくなってしまっていました。

もっと早く燃料に疑いを持てば良かったのですが、正しい混合燃料が入っていたボトルに対して継ぎ足しでボトルに入れて使っていたので、しばらくは油分を含んだ燃料だったのですが、継ぎ足しを繰り返すうちに徐々にボトル内の燃料の油分が無くなってガソリンオンリーの燃料となってしまったので、携行タンクからボトルに移した直後に壊れたわけではなかったので、なかなか燃料に疑いが持てませんでした。
今回、痛い経験をしましたが、間違った燃料を使うとエンジンがどうなってしまうのか、すごく勉強になりました。
by ITO
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