牽引器具

弊社が手掛ける伐採作業では、近くに建物や電線などがあるため、安全確保のため限られた方向だけにしか木を倒せない場合が多々あります。こうした場合、手のような形をした「グラップル」を取り付けた重機で木の幹を押さえながら安全な方向に倒したり、「チルホール」と呼ばれる牽引器具を使って安全な場所に倒れるように調整したりします。もちろん通常の伐採と同じように、事前に「受け口」と「追い口」を幹に入れます。

今日の作業のうち、北杜市大泉町の現場ではチルホールを使って枯れたアカマツなどを伐倒しました。このチルホール、仕組みは車のジャッキと少し似ています。基本的には倒したい木に掛けたワイヤーをチルホールに連結し、付属のレバーを押したり引いたりして引っ張り、少しずつ木を倒していきます。

160329ブログ
▲チルホールのレバー。赤いテープを巻いている位置を両手で握って前後させ、奥にある木を少しずつ手前に倒します。手前は支点にしている別のカラマツ


今回は直径50センチ程の枯れたアカマツを切り倒す作業があり、木が重すぎてチルホールのレバーがほとんど動かなくなる
状態も経験しました。先輩と一緒に渾身の力でレバーを動かし続けて何とか伐倒して汗だくに。
さまざまな道具を扱う林業。チルホールは一人でも持ち運び可能なシンプルな造りですが、使いこなせば非常に有用な道具だと感じました。

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