伐倒

林業という言葉を聞いて、多くの人が思い浮かべるのがチェーンソーで木を切り倒す「伐倒」のシーンだと思います。この伐倒こそが、数多くある林業の作業の中で、最も重要かつ基本的な技能の一つとなります。

160406ブログ
▲手際良くミズナラの伐倒作業を進める先輩

弊社が現在手掛けている現場のうち、北杜市大泉町の民有林では連日、ミズナラなどの広葉樹を中心とする伐倒が続けられています。新人の私は直径40~50センチほどの太めの広葉樹の伐倒は初めてで、木の幹にチェーンソーを入れて作る「受け口」や「追い口」、それにちょうつがいの役割を担う「つる」がなかなか正しい向きや形になりません。一本の木でうまくいったと思っても、その後に別の木を切ると受け口などの形が乱れてしまい、先輩から厳しい注意の言葉とともにアドバイスが飛ばされます。「とにかく数をこなして体で覚えるしかない。彫刻を仕上げる気持ちでチェーンソーの刃を入れるんだ」

今回の現場の場合、伐採時は重機で木の幹を押さえているとはいえ、重さが数トンに達する木が予定外の方向に倒れ始めると、重機でも制御不能となり、大きな危険を招きます。チェーンソーの刃の入れ方のわずかな違いが命取りとなりかねません。

どうしたら上手に切れるようになるか…。修行の毎日です。

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