安全講習

山梨県内の林業新規就業者を対象にした研修が先日開かれました。テーマは労災事故防止。弊社の社長が講師となり、国際的な取り組みの紹介や、グループに分かれた演習などがありました。

181105ブログ

講義で印象的だったのが、人口10万人あたりの建設業の死亡者数が、日本はドイツの2倍、イギリスの3倍という割合。労災防止の進め方に関して、日本では一般的に「根性論」「安全は基本的にタダ」というスタンスなのに対し、イギリスでは「災害は努力しても技術レベルに応じて必ず起きる」「安全には基本的にコストが掛かる」という考え方に立脚しているとのことでした。

またイギリスでは労災を起こした会社側には殺人罪が適用される場合がある一方、「労働者を含めて業界全体でリスクを負う」との観点から、被害者は会社側などに損害賠償請求ができない、などの日本との違いの説明もありました。

林業の場合、さまざまな対策で労災事故が減っても、一度起きれば重大事故になる可能性が高い問題があります。「リスクを甘く見ない」という基本的認識に立ち、引き続き安全確保と労災防止に努めていきたいと思います!!

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